OB・OGの「今」
近藤 淳史さん
- 大阪大学医学部附属病院
- (保健学科2期卒)
2020年3月現在
現在の業務について教えてください。
X線一般撮影、X線TV・消化管造影、血管造影検査、心臓カテーテル検査、救命救急センター撮影、手術部撮影、CT検査、MRI検査、超音波検査、放射線治療、核医学検査等の各モダリティをローテーターとして勤務した後、現在、核医学検査部門にて業務を行っております。
核医学検査のシングルフォトン放出核種を使った骨シンチグラフィ、心筋および脳血流シンチグラフィ等々の一般核医学検査およびポジトロン放出核種を使った腫瘍PET-CT検査、脳や心臓PET検査等の患者さんに対する臨床検査業務に携わっております。
また、放射性同位元素を使用するため、それに付随する放射線管理業務、例えば放射性医薬品を病院の管理区域内にて受取から、患者さんへの使用、そして保管廃棄の業務、最終的に放射性廃棄物として日本アイソトープ協会へ引き渡すまでの様々な業務。またそれを使用している放射線の管理区域内および管理区域境界や事業所(病院)境界における放射線の量の測定業務等の放射線管理業務に携わっております。
今の職業を選んだ理由を教えてください。
診療放射線技師という職種に関して、中学時代に体育の授業で怪我をし、病院へ行った時にこういう職業があるんだという事を意識したように思います。その後、色々な分野がある中、医療系で何か手に職をつけて働きたいと考えるようになりました。そして当時の私の選択肢の中で診療放射線技師を選び、現在に至ります。
私は金沢の医短卒後、いろいろな意味で大きな阪大でさらに学んで仕事に活かせる事が多いのではないかと考え、阪大保健学科に編入しました。
現在の職場を選んだ理由を教えてください。
前述のとおり阪大保健学科放射線技術科学専攻で学び、卒業する年にちょうど2名の採用枠が阪大病院にあり、その当時の進路担当の先生から阪大病院の採用試験を受けてみるかとのお話を頂きました。また、規模も大きく設備の整った大学病院での経験はきっと放射線技師として自分の今後に大いに役立つと考えました。
現在、核医学検査部門で働いていますが、この病院の一員としてその役割を果たしていければと思っています。
仕事のやりがい・課題・エピソードなどご紹介ください。
阪大病院医療技術部放射線部門の中でも、患者さんの診療において他のモダリティ同様に重要な画像診断部門のひとつとして大事な一翼を担っていると思います。前述のとおり私は病院の核医学検査の臨床業務と病院の放射線取扱主任者の業務にも携わっております。放射線管理業務ではそれに付随する多くの管理帳簿もあり、数年に一度ほど第三者機関から定期検査・定期確認として放射線の使用・管理状況等に関し、適正に行われているかをチェックされます。2日ほどかけてじっくりチェックされるので、その準備が大変だったりします。管理帳簿等の業務を効率化・合理化できると良いと考えています。
プロフィール
- 2000年3月
- 大阪大学医学部保健学科放射線技術科学専攻 卒業
- 2000年4月
- 大阪大学医学部附属病院に診療放射線技師として勤務
2020年3月現在
ありきたりな内容で申し訳ありませんが、人生の色々な場面において、各々自分で道を選択し、今の自分に繋がっていると思います。
どの道が正解か不正解かなんてその時点ではわかりません。どちらに進めばよいのか迷うことも多いかと思いますが、皆さんのそれぞれの選択が幸せへと繋がりますように、頑張ってください。